はいどうも!みなさんこんにちは!管理人のしゃまと申します!今回は歴代ドラゴンクエストの妹キャラ特集ということでシリーズごとに登場する代表的な妹を紹介、解説しつつ最高の妹は誰か!を考察していきます。あまり知られていない小ネタなんかも紹介していきますのでぜひ最後までご覧ください。
※この記事にはストーリーのネタバレが一部含まれます。ご注意ください。
【サマルトリアの王女】

まず初めに紹介していくのは、ドラゴンクエストⅡよりサマルトリアの王女です。いきなりNPCかよっていうツッコミはなしでお願いします。というのもこのサマルトリアの王女はドラクエを語る上では欠かせない面白ネタをいくつか持っているということもあってそれを今回紹介させていただきます。
サマルトリアの王子を仲間にするまでは、兄の行方を教えてくれる情報キャラとなり、サマル王子加入後は「ねぇ、あたしもつれてってよお!」とセリフが変わります。それに対し「ダメだよ、お前は」というサマル王子。NPCに対してやり取りが発生するレアなケースとなっています。王族ながら兄上とは呼ばず、お兄ちゃんと呼ぶところが可愛らしい!またサマル王子が死亡した状態で会いに行くと悲しむ様子が見られるなど意外と丁寧な作りがポイント。
昔発刊されていたドラクエの漫画雑誌、4コマ劇場でも仲間キャラじゃない割によく登場していた記憶があって、それだけ愛されているキャラなのかなあと感じています。

ちなみに小ネタとして、ドラクエⅡには没になったエンディング案があって、「苦労の末、シドーを撃破した勇者一行。しかしその犠牲としてサマルトリアの王子を失ってしまう。彼の冥福を祈りながらキミとムーンブルクの王女は帰還。お城では多くの人々が彼らの帰還を祝福します。がその時、お兄ちゃんの仇!と駆け寄る一人の少女。気づくと少女の持っていた短刀が、キミの胸に深々と刺さっていた。」という暗すぎるエンドが堀井先生の脳内にはあったそうです。ですが悲しすぎるという理由で没になりました。このエンディングだったら違う意味でドラクエⅡは伝説の作品になっていたかもしれませんね。
【ミネア】

ナンバリングがひとつ飛んで次に紹介していくのはドラクエⅣよりミネアです!導かれし者のひとりで回復とサポートをメインに冒険を手助けしてくれます。ドラクエⅣでは唯一フバーハを習得するという点でブレスが強力になった本作において他のキャラにはない強みを持っています。
姉はマーニャ、妹がミネアという構成でどちらも仲間になりますが、姉のマーニャは自由奔放で楽観的、対して妹のミネアは堅実的でしっかり者。この対称な感じがすごくいいんですよね。とくにリメイク版では会話システムの導入によりこのミネアのキャラクター性がより色濃く描かれています。一般的な属性で考えると妹ではなく姉の感じもしますが、妹がしっかり者というミネアならではのポジションをドラクエ内では確立しているため、そういった意味でも非常に魅力的なキャラになっています。

しかしながら少し変わり者の一面も持っており、リメイクでは新たに暗くてじめじめしたところが好きという設定も追加され、王家の墓が理想的と語っているなど美しさと誠実さ、そして面白さも兼ね備えた女性へと進化していきました。
【フローラ】

次に紹介していくのはドラクエⅤよりフローラです。SFC版、PS2版ではルドマン家の長女として登場し、ビアンカとの壮絶な争いを繰り広げましたが、DS版以降で新たにフローラの姉としてデボラが追加され、フローラは見事(?)妹キャラになることができました。とはいえ、フローラ自体は「妹」として描かれる演出が少なく、やはりビアンカとの対比で描かれてしまうため、妹キャラとしての認識はかなり薄いほうだと思います。

お金持ちの家の令嬢ということで世間知らずの天然キャラとして描かれており、可憐で清楚な姿とは裏腹にプレイヤーを驚かせる発言も多いです。ただ、リメイク版で新たに冒頭の船がビスタ港に着くシーンでフローラと主人公が出会うシーンが追加されたのですが、その後船旅で会った男の子にまた会いたい」と何度も流れ星にお願いしていたという設定も追加されていて、ロマンチストな一面が個人的にはフローラの好きなポイントです。
管理人のしゃまはもれなくフローラ派なので、フローラ愛を語り出すと止まらないので今日はこの辺で。
【女の子(タバサ)】

次に紹介していくのは同じくドラクエⅤより女の子(タバサ)です。主人公の娘でありながら双子の妹として登場。天空の勇者ではないもののその妹として魔法の才に溢れた優秀な人材で8歳という若さでありながらイオナズンやドラゴラムを使うという驚異的な能力の持ち主。歴代ナンバリングの中でも最強クラスの魔法使いではないでしょうか。ただドラクエ5自体呪文がそこまで優秀な作品ではないので、そのあたりが少し残念なポイントです。
そんな女の子ですが実は双子の妹。双子でありながら兄をお兄ちゃんと呼ぶところがポイント。これがかなりのブラコンでテルパドールにて小さい女の子が男の子(レックス)に対して、お嫁さんになってあげるというと、「私がお兄ちゃんのお嫁さんになるんだもん」と対抗心を燃やし出します。その割に主人公に対しては敬語だったりするので父親としては少し悲しさもありますね。複雑です。まあ離れてた期間が長すぎるので他人行儀になるのも仕方ありません。
【ターニア】

次に紹介していくのはドラクエⅥよりターニアです。NPCキャラでありながらドラクエシリーズの妹枠としてはかなり人気のキャラとなっています。(個人的にもいちばん好き。)
ターニアを語るにあたって重要なポイントは、現実のターニアと夢のターニアの2つがあるということ。ドラクエ6は現実世界と夢の世界の2種類の世界から成り立つお話で夢のターニアは実の妹として登場しますが、現実では主人公を兄のように慕う他人として登場。幼くして両親を亡くし、孤独な日々を送っていたターニアがある日村の近くの崖で倒れていた主人公を見つけ介抱。主人公はターニアの家でしばらく過ごすことに。そんな日々を過ごすにつれてターニアは主人公のことを兄として接し、主人公自身も妹を亡くしていることからターニアを妹としてかわいがるようになっていきます。

こうしたターニアの孤独な日々と兄への想いが夢の世界に反映されて実の兄として主人公が現れたというわけですね。
しかし、夢の世界は大魔王デスタムーアによって具体化された世界。世界を救うためデスタムーアを倒すと現実の世界の住人は夢の世界の住人を認識できなくなってしまいます。その際の夢の世界のターニアの 「さよならだね。でも きっとまた 会えるよね。」というセリフは思い出すだけで心が締め付けられますね。

また現実世界では1村の少女であるターニアに対し、主人公はレイドックの王子様という事実も判明。デスタムーア討伐後お城に招かれたターニアは身分の差を意識し、レイドックの王子として接してくるため、それを否定すると、兄として接してもいいという答えに安堵するかわいすぎるターニアをみることができます。

ちなみにここで肯定すると、他人行儀なセリフを聞くことができ、心苦しいターニアの心情をプレイヤーに突き刺してきますが、ドラクエⅥの重みのあるシナリオを象徴するセリフとも取れるため、個人的にはこの選択肢はどちらもすきだったりします。
【リーサ姫】

次に紹介していくのはドラクエ7よりリーサです。グランエスタードの王女、つまりはキーファの妹にあたるわけですが、タバサ、ターニアと続くブラコンキャラとなっています。NPCでストーリーに直接関わってくるわけではないですが、主人公との距離感も近く、進行度に合わせてセリフが変わるため、異世界から帰還した際はついつい話しかけたくなってしまいます。
行動力の高い兄に対し、自身は体の弱さから内向的ですが、母親を亡くし、激務で構えない父に代わりキーファが面倒をみていたため、かなりキーファを慕っている様子。そのためキーファが異世界に残る決意をした事実を受け入れられない悲しすぎるリーサに感情移入したプレイヤーも多いと思います。

また終始兄のいない日々を嘆く不幸キャラとして描かれるかと思いきや、キーファの子孫であるアイラを受け入れ、徐々に希望に向かって歩き出すリーサの成長をみるでき、こまめに話しかけていたひとはエンディングでのセリフに感動すると思います。
【ゼシカ】

次に紹介していくのはドラクエⅧよりゼシカです。こちらもシリーズの中ではかなり人気のキャラ。個人的には妹キャラというイメージが意外と少ないんですが、みなさん的にはいかがでしょうか。というものの、兄のサーベルトとは物語で出会うことがなく、兄と妹としての描写がそこまで多くないのが原因かなと思っています。とはいえ会話システムでは度々兄の話もでるので、しっかりとブラコン属性はもっています。
ゼシカですが、名家アルバート家の令嬢にして偉大なる七賢者のひとりシャマルの子孫というかなりの肩書きをもつキャラクター。兄サーベルトの命を奪ったドルマゲス倒すべく主人公一行と共に旅をすることになります。

主人公たちとの出会いに関しては、盗賊と間違えてメラをぶっ放してきたり、オセアーノン退治を押し付けたりと散々で、初対面の印象こそよくないと思いきや、旅を続けるにつれて彼女のたまに見せる弱みや優しさに触れることも増え、普段の強気な人物像とのギャップに気づけば惚れていること間違いなし。
またゲーム的な側面、戦闘能力も非常に高く、ムチスキルの双竜打ちによる火力面と杖スキルによるピオリムやザオリクなどのサポート、そして自身が習得する攻撃呪文や補助呪文の数々とオールラウンドかつハイレベルな性能となっていて、リメイクである3DS版では待望のゼシカエンドも追加されており、ゼシカファンの方でリメイク版を遊んでいない方はぜひともプレイしていただきたいところ。
【セーニャ】

次に紹介するのはナンバリングが少し飛んでドラクエⅪより双賢の姉妹の妹セーニャです。伝説の賢者セニカの生まれ変わりであり、勇者の導き手として旅を大いにサポートしてくれる非常に重要な仲間キャラ。姉のベロニカとは対照的に、自身はおっとしとしていてのんびりや、そしてかなりの天然。カジノでコインが当たってもその価値がわからずその辺のおじさんにあげたりと行動がかなりやばめ。ベロニカからはグズ呼ばわりされるほど。
ここまで聞くとなんだか頼りない不安の残るキャラだと思われてしまいますが、異変後の世界で魔竜ネドラに追い詰められていた主人公たちを竪琴の音色と得意とする風の呪文で撃退したり、仲間のために命を懸けたベロニカの思いを継ぎ、髪をバッサリ切ってもう一度歩き出すシーンをみると、彼女の能力と芯の強さを感じることができると思います。また過ぎ去りし時を求める際の主人公に対し、「また、私のこと……探し出してくれますか?」というシーンにプレイヤーは心打たれたことでしょう。

僧侶枠としての能力も一流で、ベホマズンとザオリクを両方自力習得する人間キャラはナンバリングでは初となっています。そして着せ替え機能も充実しているドラクエ11はセーニャを堪能するにふさわしいゲームデザインといえるでしょう。

【マヤ】

今回最後に紹介していくのはドラクエⅪよりカミュの妹、マヤです。こちらはNPCながらストーリーに大きく関わる重要なキャラ。
マヤは孤児として兄とともにバイキングに拾われこき使われながら幼少期を過ごします。ある日カミュが誕生日プレゼントに渡した首飾りが触れたものを黄金に変える魔法の首飾りだと知り、周りのあらゆるものを黄金化していきます。しかしその首飾りは呪われていてついにはマヤ自身が黄金になってしまいます。黄金化から解放するためその方法を探しに旅に出たカミュでしたが、その間に魔王ウルノーガに付け込まれ、イエローオーブの力を取り込んだのち、魔王軍の主力、六軍王のひとり「鉄鬼軍王キラゴルド」として主人公たちの前に立ちはだかります。
戦闘終了後、力が暴走したマヤをカミュとともに止めるシーンは、主人公とカミュとの絆、そしてカミュとマヤとの絆、2つの繋がりを深く感じることができる最高のシーンとなっています。カミュのことは普段兄貴と呼びながらふとした時にお兄ちゃんと呼ぶところがギャップ萌えポイントですね。いわゆるツンデレ属性のブラコン妹枠がこのマヤとなっています。

はいというわけで歴代ドラクエの妹キャラをいくつか紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。個人的には純粋な妹枠でありながらストーリーとの兼ね合いや切なさを含ターニアがやっぱり最高だなあと思っています。
それでは次の記事でお会いしましょう〜!
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