今回は歴代ドラクエの面白い雑学・小ネタを紹介していきます。
中には信じられない内容の裏話もあったりするのでぜひ最後までご覧ください!
りゅうのうろこ(DQ1)
ドラクエ1にあるどうぐのひとつ、りゅうのうろこ。当時は道具というカテゴリーですが立ち位置的には装飾品みたいな感じ。様々な町の道具屋に売られており、使用すると装備したことになり、守備力が2アップします。

そしてこのアイテムですが、一度使用してしまえば、あとは売ってしまっても、守備力は上がったままになります。これは装備していることが守備力アップ条件ではなく、使った時点で守備力上昇のイベントフラグが立つため、そのあと捨てても問題ない、ということになります。今でいうまもりのたねみたいな使い道ですね。

ただし、使うたびに上がるわけではないのでその点には注意です。
裏エンディング(DQ2)
次にドラクエⅡについてちょっとした雑学をお話していきます。
サマルトリアの王子に妹がいることはみなさんご存じかと思います。

サマルトリアの王子を仲間にするまでは、兄の行方を教えてくれる情報キャラとなり、サマル王子加入後は「ねぇ、あたしもつれてってよお!」とセリフが変わります。それに対し、「ダメだよ、お前は」というサマル王子。NPCに対してやり取りが発生するレアなケースとなっています。

王族ながら兄上などとは呼ばず、お兄ちゃんと呼ぶところが可愛らしい!またサマル王子が死亡した状態で会いに行くと悲しむ様子が見られるなど、意外と丁寧な作りがポイントです。
そんなサマル妹を絡めた没になったエンディング案がありました。
それがこちら。
「苦労の末、シドーを撃破した勇者一行。しかしその犠牲としてサマルトリアの王子を失ってしまう。彼の冥福を祈りながらキミとムーンブルクの王女は帰還。
お城では多くの人々が彼らの帰還を祝福します。がその時、お兄ちゃんの仇!と駆け寄る一人の少女。気づくと少女の持っていた短刀が、キミの胸に深々と刺さっていた。」
はい、だいぶダークなエンディング。
このような暗すぎるエンドが堀井先生の脳内にはあったそうです。ですが悲しすぎるという理由で没になりました。このエンディングだったら違う意味でドラクエⅡは伝説の作品になっていたかもしれませんね。
ロトの勇者(DQ3)
ドラクエ3ではルイーダの酒場で様々な職業のキャラクターを登録できます。新しいキャラクターを登録する際はまずは名前から決めていくのですが、この時に「ロト」という名前をつけると、
「ロト!?
ロトで ございますか!?
これは おそれおおい!
「ロトとは 神に近し者 という
意味の ことば。
「真の勇者のみが その名を
なのれると 聞きます。
「たとえ 私でも その人だけは
探しだすことは できません。
という特別なセリフを聞くことができます。ちなみに冒険の書を作る段階でも「ロト」はつけることができません。ロトの神聖さを表すいい表現ですね。

盾の耐性消失バグ(DQ4)
ドラクエ4では様々な攻撃に対して耐性を持っている装備が多くあります。
まほうのほういやみずのはごろも、ドラゴンシールドにミラーシールドなどありますが、ファミコン版ドラクエ4にはこの耐性装備に関して大きな罠が潜んでいます。
それが盾の耐性消失バグです。
なんとファミコン版ドラクエ4では耐性を持っている鎧を装備すると、盾の耐性が消失してしまいます。
たとえばドラゴンメイルとドラゴンシールドを両方装備した場合、それぞれの軽減効果が重複することはなく、鎧の耐性効果しか発揮されません。この場合だとドラゴンメイルの炎・吹雪2/3軽減効果のみ適用されるというわけです。
リメイク版では修正されて鎧と盾の両方の耐性が反映されるようになりました。

逃げ出すようがんげんじん(DQ5)
無対策で挑むと意外と苦戦する、中盤のボス、ようがんげんじん。
炎に耐性を持つ仲間を編成したり、バギマによる範囲攻撃で攻撃したりと様々な対策をとることで意外とあっさり撃破できたりします。
その対策の一つに混乱させる、というものがあります。
ようがんげんじんは眠りと混乱に対して完全耐性を持っているわけではないので、あまいいきやメダパニなどで行動を制限できるのですが、混乱させたとき、ボスであるにも関わらず逃げ出すことがあります。ボスが逃げ出すなんて前代未聞。一気に攻略が楽になるちょっとしたテクニックでした。

ちなみに関係ないですが、寝てる姿は結構かわいいです。

ミルドラースの攻撃力がランダムで28になる時がある。(DQ5)
ドラクエ5のラスボスといえばゲマではなくミルドラース。ポッと出すぎるということで、よくネタにされているラスボスですが、このミルドラースに関するちょっとした小ネタをご紹介。
スーファミ版のミルドラースの第2形態について、実は3つのパターンが用意されています。このパターンによってラスボスのステータスと行動が変化。パターンは戦闘開始時にランダムで選ばれるため、戦うたびに性能が変化する、ということになります。一度決まったパターンは戦闘中に変化するということはありません。

ということで、決まったパターンによっては苦戦したり、逆にあっさり倒せたりと
難易度が変わります。
たとえば友達との会話で、
「ミルドラース倒した?」
「うん、楽勝だったわwww(パターンA)」
「まじか、俺全然勝てなかったわ。(パターンB)」
みたいなことになるということですね。
ではその3つのパターンのそれぞれの性能についてみていきましょう。
まずはパターンA。
(通常攻撃→しゃくねつほのお→いてつくはどう→イオナズン→マホカンタ→めいそう)
完全ローテーションなので攻撃の流れは掴みやすいですが、2回行動してくる可能性があるので、攻撃からのしゃくねつコンボが凶悪です。しゃくねつを吐いたあとも、いてつくはどうでこちらの補助を消しつつ、イオナズンで全体攻撃を放ってくるため、3つのパターンの中で最も凶悪なミルドラースといえるでしょう。
続いてパターンB
(めいそう→しゃくねつほのお→いてつくはどう→メラゾーマ→ルカナン→通常攻撃)
パターンAと同様の1~2回攻撃ですが、イオナズンがなくなっています。代わりにメラゾーマやルカナンが追加されていますね。とはいえ、メラゾーマで単体攻撃になったのと、通常攻撃からしゃくねつの連撃がなくなった、そしてすばやさも最も低いのでパターンAに比べればまだ簡単なほうです。
そして最後にパターンC。
(しゃくねつほのお→痛恨の一撃→メラゾーマ→めいそう→イオナズン→いてつくはどう)
攻撃力がまさかの29!ということでスカンカーと同程度。まあこれには理由があって、行動パターン見てもらえばわかる通り、攻撃が確実に痛恨の一撃になるんですよね。威力が攻撃力×5のダメージ固定なのでこんな低い攻撃力になっているというわけです。ただ全パターンの中で唯一の1回行動。さすがにラスボス時点で1回行動はやる気なさすぎ。ということでこのパターンを引いたら一気に難易度が下がることになりますね。
ちなみにリメイク版のミルドラースはどうなっているかというと、パターン分けというより、残りのHPで行動のローテーションが変わるようになりました。

戦闘中に地図を使うと…?(DQ6)
続いてはドラクエ6より、地図に関する小ネタを紹介していきます。スーファミ版のドラクエ6ですが、世界地図をバザーで購入することができます。初めて訪れたときは定価が3000Gですが、値切り続ければ最終的に200Gまで落とすことが可能。
さらにストーリーが進むと、10Gまで値下がりし、その状態で話しかけると、
「今まで地図なしで旅してきたなんて、その根性が気に入った!」
といってタダで譲ってくれます。

そんな地図ですが、なんと本作は戦闘中に使用可能なんです。
実際に使用してみると地図を丸めて攻撃します。もちろん地図ですからダメージはないです。リメイク版ではデフォルトで地図が見れるようになったので地図攻撃もなくなりました。

伝説の盾(偽)(DQ6)
ドラクエ6に登場するオーガシールド。守備力48で炎・吹雪のダメージを軽減する優秀な盾。さらにはおしゃれなかじやで叩きなおしてもらうと守備力が65まで上昇するというとんでもない装備。
盾の中では唯一たたきなおしで守備力が上がる効果を持っており、逆にオルゴーのよろいやセバスのかぶとなどの伝説の装備はたたきなおしてもらうと守備力が上昇するのに、伝説の盾であるスフィーダの盾はたたきなおしてもらうことができません。

ということで実はオーガシールドが伝説の盾なのでは…と思ってしまいますね。試しにインパスでオーガシールドを鑑定するとなんと、スフィーダの盾と同じ説明に…。
オーガシールドお前、やはり伝説の盾だったのか。ちなみに耐性はオーガシールドのままです。

ということで以上ドラクエの意外と気づかれないちょっとした小ネタでした!
それでは次の記事でお会いしましょう~!
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